HISTORY 第4回邦楽トリバンフェスティバル
2010年に第1回を開催し、産声を上げた邦楽トリバンフェスティバル。
これまでのフェスの歴史をレポートや写真などでまとめてみました。
このページでは2014年に開催された第4回のレポートをお届けします。
第4回 邦楽トリバンフェスティバル2014 開催概要
日程: 2014年2月11日(火・祝)
開場/開演: 15:30/16:00
会場: 川崎 CLUB CITTA'
Photo Gallery
スライドショーです。写真は105枚あります。
DANSE★MAN BAND(DANCE☆MANトリビュート)
DANSE★MAN BAND(DANCE☆MANトリビュート)
DANSE★MAN BAND(DANCE☆MANトリビュート)
DANSE★MAN BAND(DANCE☆MANトリビュート)
DANSE★MAN BAND(DANCE☆MANトリビュート)
DANSE★MAN BAND(DANCE☆MANトリビュート)
DANSE★MAN BAND(DANCE☆MANトリビュート)
DANSE★MAN BAND(DANCE☆MANトリビュート)
Live Report
オープニング
前回も開場前に多くの人が並んで頂き、スタッフ一同ビックリしてたのですが、今回も数日前に大雪が降ったあとの寒さの中でお越しいただいた皆様に改めて感謝です。ありがとうございました!
今回は前回をさらに上回り、800人の動員を記録することが出来ました!会場は立ち見も出る盛況ぶりで、オープニングから熱気に溢れる会場に皆さんからの期待を感じ、出演者一同改めて気合が入るオープニングになりました。
今回も前回同様、司会進行はJ-WAVEの人気番組「GROOVE LINE」でお馴染みの斉藤謙策さん。そしてアシスタントに前回Daimondsで出演したマッキーさん。オープニングでは出演バンドの代表が全員集合し、各バンドの代表が意気込みなどをご挨拶させて頂きました。
今回も初登場組が何組かありますが、クラブチッタの会場の雰囲気に緊張を隠せない人も。
さあ、今回も楽しいステージが始まります!
DANSE★MAN BAND(DANCE☆MANトリビュート)
オープニングはダンス☆マンのトリビュートバンド、DANSE★MAN BAND。今回もディスコ通いをした世代には、どストライクなステージ。だんだんご本家のファンも彼らのライブに足を運んでくれたり、ディスコイベントで新たなファンを確立しつつある事もあってか、昨年よりもますますステージに磨きがかかってきました。
今回は思い切ってダンス☆マンのオリジナル曲やTHE★FUNKSの楽曲なども取り入れたセットリストになっていて、これも彼らのトリビュート愛ならでは。
今回も本物のダンス☆マンがゲスト出演!次のステージを務めるスズキ☆バンドのスズキ☆マンも登場し、共演をご本家もトリビュートも楽しんだステージに客席もノッて答えてくれました。
【セットリスト】
1 つながってるよFUNK
2 安全日こそ
3 月刊☆星ガール
4 ロン毛・ドレッド・タンニング
※DANCE☆MAN・スズキ☆マンと共演
スズキ☆バンド(DANCE☆MANトリビュート)
そしてそのままスズキ☆バンドのステージへ。
最初の曲は本家とDANSE★MAN BANDのフロントメンバーとの豪華共演。そのあとのセットリストはこちらはダンス☆マンといえば!というディスコサウンドのカバー曲のオンパレード!
スズキ☆マンの独特な存在感と本家とはまた違う迫力のあるボーカル、そしてカラフルなステージ衣装に身を包んだバンドメンバーたちの魅力に引き込まれます。
前回はフロントメンバー二人だけの参加だっただけに今回初めてバンドとしてのスズキ☆バンドに触れた方も多かったと思いますが、同じアーティストをトリビュートするバンドでも特徴が出るというのが面白いですよね!
そこがまたトリビュートバンドの面白さでもあります。
【セットリスト】
1 恋と愛の天国
※DANCE☆MAN・DANSE★MAN BANDのフロントと共演
2 ダンス部部長南原
3 ドーム3こ分ってどのくらい
4 接吻のテーマ
Y&Y(ゆずトリビュート)
続いてのステージはゆずのトリビュート、Y&Y。鳥取の幼馴染で活動するアコースティックデュオだ。
YouTubeでの動画がトリフェスメンバーで話題になって今回参加を打診したのですが、彼らのステージには観客からも大きな歓声が上がりました。
「夏色」では観客からも楽しそうな手拍子があがり、「栄光の架橋」の圧倒的なパフォーマンスには、サビの部分で自然とあちこちから歓声と拍手が鳴り響き、感動した、涙が出たという感想も数多く聞かれました。
生で彼等の歌を聴くと本当に感動します。素晴らしいトリビュートユニットとの出会いをこの会場に来た皆さんと共有できた事を嬉しく思いました。
【セットリスト】
1 夏色
2 栄光の架橋
LOTOS(中原めいこトリビュート)
前回小さなダンサーズが会場でも「かわいい♪」と話題だったLOTOS。あれから彼女たちはバンドの正式なメンバーとなり、何度もステージを踏んだそうな。今回は最初から登場し、成長した姿を見せてくれた。そしてバンドもダンサーやバンドメンバーが増え、音にもステージパフォーマンスにもより華やかさがUPしていた。
80年代をキーワードにした衣装やギター(今回のステージではグレコを使用)を使うなど、当時の背景にもこだわり、より中原めいこに近づいていこうという意気込みを強く感じる。
時代を共に生きたという事もあってか、彼らのトリビュート愛には自分たちの青春を彩った時代とアーティストへの強い思い入れがあるのだろう。
【セットリスト】
1 鏡の中のアクトレス
2 ロ・ロ・ロ・ロシアンルーレット
3 君たちキウイ・パパイヤ・マンゴーだね
4 恋はサンバにのせて・・・
あまだ省吾バンド(浜田省吾トリビュート)
浜田省吾のファンには涙もののしっとりしたステージを披露したあまだ省吾バンド。
本物そっくりの歌声にMCもたっぷり。前回のバンドサウンドとはまた一味違ったバラードの浜田省吾の魅力をみせてくれました。こうやってトリバンフェスティバルも回数を重ねていく毎にトリビュートバンドが見せてくれるそのアーティストの新しい側面、懐かしい一面、コレが観たかった!次はこれが観たい!というものを各トリビュートバンドが作り出してくれるので、楽しみなんですよね。
【セットリスト】
1 彼女はブルー
2 あれから二人
3 君に捧げるLove Song
TUVE(TUBEトリビュート)
第1部のトリを務めたのは、2回目の出場となるTUVE。
前回初登場ながら会場を一気にTUBEの夏にしてしまい、大盛り上がりだったのですが、今回も始まる前から客席から「TUVE!」とコールがかかり、1曲目から客席と共に盛り上がっていました。
セットリストの大半をアップチューンで攻め、爽快な夏のTUBEメドレーではジャンプに腕振りにと一緒にTUBEの夏を汗だくで共有するステージと客席の一体感に酔いしれることが出来ました。しっとりとした「湘南My Love」からマイナーチューンの「さよならイエスタディ」などじっくり聴かせるところもあり、余すところなくTUBEの魅力を伝えてくれるトリビュートバンド、TUVE。エネルギッシュさと大人の余裕を感じさせるステージでした。
【セットリスト】
1 あー夏休み
2 OnlyYou君と夏の日を
3 サマーソングメドレー
(SummerCity-BeachTime-SummerDream)
4 太陽のサプライズ
5 湘南MyLove
6 さよならイエスタデイ
7 シーズンインザサン
KOME COME CLUB(米米CLUBトリビュート)
初登場のKOME COME CLUB。米米CLUBというステージパフォーマンスもアートな面でも壮大なバンドをどこまでトリビュートできるのかという期待に見事なまでに答えてくれました。米米CLUBの音楽性のしっとり聴かせる部分では色気或るボーカルでヒットチューンが歌われ、中盤では米米のライブではおなじみの山本リンダのカバーで唸るようなセクシーを魅せ、最後は怒涛のアッパーチューンで踊る魅せる楽しませるステージで盛り上げてくれた。そしてコミカルなMCも忘れない。
そんな様々な顔を時間一杯目いっぱいにメドレーで詰め込んでくれました。
楽しめるステージパフォーマンスは、確かな演奏力と華麗なダンス、そして研究熱心さの賜物!そんな努力と愛の詰まったステージだからこそ、僕らも米米CLUBの世界にいつの間にかハマっていける。彼等には脱帽です!
【セットリスト】
1 愛KNOWマジック~君がいるだけで
2 OH! MY! GOD!~どうにもとまらない~狂わせたいの
3 KOMEKOME WAR~ア・ブラ・カダ・ブラ
G-rand(ZARDトリビュート)
続いても初登場。ZARDトリビュートバンド、G-rand。
亡くなってから今もなお、愛され続けるZARDの歌たちを坂井泉水さんの爽やかなボーカルとそっくりに歌い上げるステージにまずは驚愕。そのあとは本当にキュートに歌い上げるMEGUさんと確かな演奏力のメンバーで次々にヒット曲が綴られていくにしだがって、会場にも爽やかな空気が流れ込んでいくのを感じました。
ZARDはテレビ出演も少なく、ライブを体感した人はファン以外の人にはほとんどないという珍しいバンドだったわけですが、こうしてトリビュートバンドによって歌い継がれ、ライブの生の空気を疑似体験出来るというのはいいものだなぁと思いますね。
解散した、活動を休止したなどというバンドもいくつもありますが、トリビュートバンドの愛で歌い継ぎ、多くの人に音楽を伝えていける事の良さを感じたステージでした。
【セットリスト】
1 マイフレンド
2 この愛に泳ぎ疲れても
3 あなたを感じていたい
4 D‘ont You See
5 負けないで
Jo'z(B'zトリビュート)
後半戦は初登場組が続く。今度はB'zのトリビュートバンドです。ボーカルはテレビ番組でB'z軍団として出演し、その中でも異彩を放ちつつもそっくりな中村素也さん。これだけでも安心して観られるバンド。
それに加えてバックのメンバーも実力派揃いだ。B'zのサウンドを確かに奏で、そこにのっかるギターとボーカル。躍動感あふれるステージは高まるボルテージをさらに上げ、客席をあおっていく。それに答えるかのように客席もどんどんステージをあおっていく。相乗効果で熱くなっていく会場の空気。こういう瞬間がたまらない。
特に後半2曲は多くの人が知っている大ヒットチューンという事もあり、かなりの熱気に包まれ盛り上がった。
イントロが流れるだけで湧き上がる歓声はライブの雰囲気の醍醐味で思わず身震いをしてしまった。
短いステージではあったけど、インパクトは最高に残していってくれた。
【セットリスト】
1 イチブトゼンブ
2 Pleasure
3 愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない
4 Ultra Soul
ダイナソウルス(Mr.Childrenトリビュート)
昨年同様アコースティック、今回は昨年出られなかったキーボードも参加して、また一味違ったステージを魅せてくれたダイナソウルス。
相変わらず聞き惚れる桜井さんそっくりの酒巻さんのボーカル。そしてなかなか本家では聞けないアコースティックスタイルでのライブパフォーマンス。
それによく似合う「HERO」は感動の一言。説得力のある歌をトリビュートでここまで聴かせること、歌を伝え届ける力には本当に恐れ入る。そして大ヒット曲の「innocent world」で終わってしまったステージには満足感もあるが、もっともっと!という思いを客席に残していった。
【セットリスト】
1 HERO
2 innocent world
CALL(オフコーストリビュート)
4年連続出場となったオフコースのトリビュートバンド、CALL。彼等のステージは毎回空気がピシッとしたものになる。堅苦しいという意味ではない。視線をそらせない、見つめ続けてしまう。耳が目が張りつめているのが分かる。一瞬たりとも聞き逃したくない。
毎度ながら見事にオフコースを再現するサウンド。コーラスワーク、そしてボーカル。小田和正の持つ凛とした力強さのそれと同じように和栗のボーカルにも説得力がある。それが聴く人の心を時に溶かし、時に突き刺すオフコースの歌の深さを如実に伝えてくれる。
大きな広がりを持つ「愛を止めないで」から穏やかな「風に吹かれて」緊迫感と切なさのある「Yes-No」どれもトリビュート愛と説得力のある歌でCALLがオフコースの魅力を継承していると思う。
【セットリスト】
1 愛を止めないで
2 風に吹かれて
3 秋の気配
4 さよなら
5 Yes‐No
いとしのエリーズ(サザンオールスターズトリビュート)
そして、今回も大トリはサザンオールスターズのトリビュートバンド、いとしのエリーズ!!
しかしサザンには膨大な楽曲があり、桑田さんのソロも含めるとどうなることやらなのだが、エリーズはそれらをどこまで演奏できるのだろうか?毎年トリフェスだけでもセットリストが変わっていて、それだけサザンにヒット曲があり、多くの人に愛されてる証なのではあるが、それをいとも簡単に毎年あんな曲こんな曲とやってくれるエリーズには驚きしかない。しかも本当に全てにおいてクオリティーが高いし!!
前半の3曲はサザンファンならおなじみだけど、年齢層によっては初だったり聴いていくうちに思い出すような楽曲が並んだ。これだけでも1980年から2003年まで幅がある。そして後半戦はヒット曲のオンパレード。セクシーかつダークさもある「愛の言霊」から「マンピー」へのふり幅もサザンならでは。それを見事に歌うTOWAさんとメンバーの演奏、魅せ方は本物と見まごうもの。そして昨年に引き続きダイナソウルス酒巻さんとの「奇跡の地球」は会場を思い切り湧かせてくれた。そして最後にバラードの「蛍」では会場がひとつになった。写真でみるだけでも感動の瞬間だ。
【セットリスト】
1 東京シャッフル
2 涙の海で抱かれたい
3 タバコロードにセクシーばあちゃん
4 愛の言霊
5 マンピーのG☆SPOT
6 奇跡の地球
7 蛍
エンディング
そしてエンディングではステージに出られる出演者が勢ぞろいしていって、みんなで「ホテルパシフィック」を歌いました。そして最後には記念撮影も。これから毎年恒例になっていくんでしょうかね?
今回もかなり長丁場のステージでしたが、そのステージをトリバンのメンバーもお客さんもいつものようにみんな楽しんだ素晴らしいフェスになりました。
ホストバンドもゲストバンドも初登場も2回目もそれ以上のメンバーも毎回毎回本当に楽しんでくれています。
彼等はこれからもトリビュートし続けていきます。一緒に歌ってくれるみんなとアーティストへの愛を共有しながら楽しい時間をそれぞれのステージで届けていきます。そしてまたこうやってトリフェスに帰ってくるのです。私たちスタッフはこのトリフェスを大切に毎年大きく出来るようにバンドやお客様みんなが楽しめる場所になるように、ああ音楽っていいなと思ってもらえるようにしていくだけだなぁと改めて思いました。
寒い中、800人ものご来場いただいた皆さん、ご尽力頂いたスタッフの皆様、クラブチッタのスタッフの皆様、本当に有難うございました。
また次回の開催に向けて頑張っていきます。